CalendarMemo の利用法------リンクについて
[2008/10/25 13:39:22] Nishimura Hiromi
あるメーリングリストで麻酔科の大御所から Office にはファイルへのリンク機能があるが使っているかとの質問がメンバーに投げかけられました。丁度、CalendarMemo のリンク強化をしているところだったのでまとめてみようかと、そんな訳でこのページを書いています。
● ファイルリンク
私は普段 Office を使わない、というか使いたくない派なので Office にあるファイルリンク機能について深く知っている訳ではありません。単純にファイルを繋げるという意味だと思っています。まあ RPG の枝分かれに相当するような機能なのでは。ちなみに CalendarMemo ではファイルリンクとは呼ばずドキュメントリンクと呼んでいます(大きな意味はないが)。
● CalendarMemo のリンク機能:その1
私が CalendarMemo にリンク機能を追加したのは前に書いたメモを表示しながら日記メモを書けるなら便利だろうと思っただけです。リンクを参照用として考えた訳です。ただ、常用しているマシンがラップトップ型 なので沢山のメモ(ウインドウ)をデスクトップに開くという芸当ができません。そこでウインドウの横から開くシートに表示させることにしました。例えば [■ ◇ 「真空中で粘着テープを剥がすとX線生成」Nature誌掲載:動画と画像で紹介] をダブルクリックすると下記のような表示になります。

普通のリンクはアンダーライン付きの青色の文字ですが CalendarMemo では [] で囲まれた文字列になっています。これはエディターがリンク機能に対応していなかった時代(MacOS 9) に無理矢理リンク機能を追加しようとしたときの名残りです。現在でも[]で挟まれた文字列をダブルクリックすると diary で管理している日記メモなら表示します。もし無ければ Google 検索に切り替ります(リンクの糸が切れたら寂しいので)。たとえば [CalendarMemo] をダブルクリックすると Google 検索した結果が表示されます。

● CalendarMemo のリンク機能:その2
CalendarMemo のリンク機能はメモ参照用だったのですが、次第に欲がでて日記メモやWebページの参照用から電子辞書(EPWING) もリンクの対象にしました。このとき、疑問に思ったのが「リンクとは何か?」です。本来、リンクを指定するのは書き手の専売特許。書き手が必要と思う場所 に組込むのがリンクです。しかし、リンクを広い意味で参照用としての機能があると考えたら読み手が指定するリンクも有って良いのではと考えるようになりま した。
それでは読み手が指定するリンクとはどのような形態があるのでしょうか。一つは、ドキュメントに書かれた調べたい文字列を選択し、その文字列で Spotlight 検索やインターネット検索をする方法です。これには特別な作業は不要で自由に「調べたい語句を選択」→「検索を選択」→「表示」となります。これをリンク と言えるのかどうか残念ながら判りません。ただドキュメントに書かれているすべての文字列が対象となるので読み手が考えるリンク(参照)としてはベターな 方法だと思った訳です。
ところが、この機能を使っているうちに大きな問題があることに気が付きました。Web ページのワンクリック・リンクに慣れたためか、根が無精な私に取って「調べたい語句を選択」→「検索を選択」→「表示」が面倒なんです。 また同じ文章を読み返したとき、以前に何を調べたのかという情報が残っていないため読む度に同じ検索操作をしてしまうという馬鹿な真似をしてしまいます。 そんな訳で、読み手も書き手と同じ作業ができなければと思いました。考えてみたら、CalendarMemoのユーザは日記メモを残す書き手でもあり、後 から読み返す読み手でもある訳です。
そこで、メモを読む行為はメモを書く行為と同じでなければならないだろうということに なり簡単な操作でリンクを張れるようにしてみました。文字列を選択し ⌘+Option+L で選択した文字列を検索文字とした Google検索。このとき選択した文字列はアンダーライン付きの青色文字に変化し、ワンクリックで Google検索を実行します。同様に ⌘+Control+L では Wikipedia 検索になります。ついでながら ⌘+Option+W でリンクを張らず直接 Google検索、 ⌘+Control+W では直接に Wikipedia 検索を実行します。このドキュメントにも沢山リンクが張ってありますが、これら総てこの操作でリンクを張ったものです。
話はそれますが、このページも ⌘+Option+H で html 変換し Web に載せています。リンクも html のリンクになっています。

左側でWebページに載せる記事を書き ⌘+Option+H で html に変換、自動的に右のシートに表示されます。右は確認用の Webブラウザシートです。最近のバージョンを使えば html エディタを使わなくても簡単なページなら一発変換でOKです。
EPWING電子辞書検索は、例えば「流れ」を選択し ⌘+Option+E を実行すると下記のように参照できます。

● CalendarMemo のリンク機能:その3
リンクと はリンク先が HDD やインターネットにあるから張れる訳です。わざわざ別のファイルを作る事も無いようなちょっとした付箋的なものの場合にはどうしたらいいのでしょうか。プ ログラムにおけるリンク指定は文字列にリンク先を指定する文字列を埋込む処理です。考えてみたらリンク先ではなくメモ用の文字列を直接埋め込めば事は足り ます。たとえば

のようにリンクの場所にカーソルを置いただけで内容を表示する付箋としての使い方もで きる訳です。一度、考えが進むともう止まりません。付箋メモではなく mc のプログラムを埋込むのも悪くはありません。リンクを実行したらデータ処理ができる訳です。ドキュメントそのものがプログラムとなるのですから内容の理解 が容易になるのではないでしょうか(科学は説明する学問)。しかもプログラム付きのドキュメントなので再現性が保証されるので(科学は再現性重視)。
● 最後に
リンクの話題からプログラムを埋込むという全然別の話に繋がってしまいました。まさにこれがリンクなのでは。最後に私が CalendarMemo を使っている様子を紹介して終わりにします。

これは WiredVion に載っていた [■ ◇ 「真空中で粘着テープを剥がすとX線生成」Nature誌掲載:動画と画像で紹介] という記事。私はいつも読みたい記事を CalendarMemo に copy & paste し残しています。それを表示し筆者の指定するリンクをクリックし上記のように右に表示させます。記事を読みながらリンクも同時に見れるので便利です。また 記事の中に判らない単語があれば、選択し Google 検索や Wikipedia 検索をします。検索結果は隣の Webブラウザシートに表示するので元記事を邪魔する事もありません。特に気になった参照ページがあれば次に読み返すとき思い出せるよう追加のリンクを張 り残しておきます。
このように私はWebページの読み手という立場ですが、記事にリンクを追加できる書き手にもなっています。
面白そうだと感じたら CalendarMemo の世界へ、どうぞ
P.S. あの~ CalendarMemo は独自の言語を持つデータ処理環境であることもお忘れなく!