MemoFinder Manual

ver 0.9.9e / 2003.04.23 by Nishimura Hiromi

 MemoFinder ver 0.9.9e を公開します。「何で Finder にエディタ機能が無いの?」という素朴な疑問から開発した CalendarMemo 、それからファイルブラウザ部分だけを切り離し単独で動作するようにしたアプリケーションが MemoiFinder です。

● ローカライズされた日本語フォルダ名で問題発生(ver 0.9.9)

 ローカライズされた日本語フォルダ名で問題が発生しております。ただちに ver 0.9.9e に切換えて下さい。Finder の「常にファイル拡張子を表示する」をオンにしてフォルダ名が日本語であったなら別に添付する「復旧作業」を参考に復帰して下さい。

● 何ができるの?

 カラム表示のファインダにエディタ機能が付いたアプリケーションです。 MacOS X 標準エディタで作られる RTF, RTFD ファイルを選択するだけで内容を即確認する事ができます。また RTF,RTFD ファイルは編集・追加・削除、ができます。更に JPG, PIC, TIFF 等の表示もできるので画像ファイル確認に使える簡易画像ブラウザにもなります。一応、動画や PDF ファイルも表示できますが、これに関してはあまり期待しないで下さい。

  CalendarMemo とは異なりマルチドキュメントタイプのアプリケーションなので複数のドキュメントを表示し編集ができます。ただし CalendarMemo のような計算・作図・FTPクライアントなどの機能はありません。

 まだファインダのような機能が無いので名前負けしていますが、そのうちにと思っています。

● 新機能

 マルチドキュメントに関連する改良がメインです。新しいウインドウを開く時は現在開いているウインドウと同じ大きさで右隣に開くようにしました。またファイルブラウザ部分を隠してフルエディタで使えるようにしています。これに伴いブラウザが無くてもファイル選択できるよう最近開いたメモをプルダウンメニューから選択できるようにしています。

 この他、ドキュメント・リンク、URL リンク、PalmPDA 用の MeDoc 変換ができるようにしました。使い方は CalendarMemo と同じです。それから「通信用語の基礎知識」辞書を検索できるようになっています。無料で利用できる辞書を公開している「「通信用語の基礎知識」プロジェクトチームに感謝しています。

● インストール

 アプリケーションだけなので何処に置いても起動します。適当な所に保存し使って下さい。私は Application に保存しています。

● アンインストール

 不要になったらMemoFinder 本体を削除して下さい。また関連するファイルは貴方のホームにある /Library/Application Support/MemoFinder 内に作成されます。 このフォルダ(MemoFinder)も一緒に破棄して下さい。

● アピアランス

 MemoFinder を起動すると下記のようなウインドウが表示されます。最初はユーザのホームディレクトリになります。


ここでは ReadMe.rtfd を表示している

● 使用方法

 基本的にはカラム表示のファインダです(残念ながらファインダとしての機能はありません)。上部はカラム表示のファインダ、下部はファイル内容を表示する部分となっています。

○ ディレクトリ・ジャンプボタン

 ウインドウ上部のボタンをクリックすると表示しているディレクトリをファイルブラウザで表示します。 [Diary] と [ToDay] は CalendarMemo で作成される日記ファイルのディレクトリです。

 このジャンプボタンは ver 0.9.9d から自由に設定できるようになっています。メニューバーの設定から「ジャンプボタンの設定」を選択しジャンプボタンのタイトルとジャンプ先を設定して下さい。

○ ファイルの選択

 ファイルブラウザでファイルをクリックすると即内容を下部領域に表示します。編集できるファイルは rtf および rtfd ファイルだけです。テキストファイルは表示だけです。画像ファイルと PDF ファイルも表示だけできます。上記は JPEG 画像を選択したときの様子です。動画ファイルはプレイすることができます。それ以外のファイルは先頭の 2048 バイトだけ HEX 16 進表示します。また HEX 表示するファイルは漢字コード指定ボタンで強制的に変換し内容を表示する事ができます。

○ [新規メモ]

 ファイルブラウザが示しているフォルダに新しい RTFD(添付書類付きリッチテキストファイル) メモを作成します。新しいメモのファイル名はいつも untitled です。適当な名前に変更して下さい。エディタ上部にあるタイトルを編集するとファイル名を変える事ができます。

○ [保存]

 編集したファイルは [Save] ボタンで保存します。それ以外にファイルブラウザで他のファイルを開いたり別のフォルダを選択すると自動的(強制的に)に保存します。

 また、最後のキー入力から5分後に強制的に保存します。

○ [新規書庫]

 ファイルブラウザが示しているフォルダに新しいフォルダを作成します。新しいフォルダの名前はいつも NewFolder です。適当な名前に変更して下さい。これもエディタ上部にあるタイトルを編集するとフォルダ名を変える事ができます。

○ [複製]

 選択しているファイルやフォルダの複製を同じフォルダに作成します。

○ [ファインダ]

 選択しているファイルやフォルダをファインダで表示します。

○ [削除]

 選択しているファイルやフォルダを削除します。

○ 左右矢印キー

 一度でも表示したメモは履歴に登録されます。その履歴を移動するキーです。移動中に編集保存するとそのメモは履歴の先頭に移動します。ドキュメントリンクではリンク先が履歴の先頭に移動しリンク元がその次に移動します。

○ リンク機能

 [xxx] の書式で xxx がファイル名の場合には [] 内をダブルクリックすると指定したメモが開きます。また option キーを押しながらダブルクリックすると別のウインドウで指定したメモが開きます。

 リンクは開いているメモと同じフォルダーにあるものだけです。リンク文字列の挿入にはコンテキストメニューを利用して下さい。

 http:// から始まる文字列をダブルクリックするとデフォルトブラウザで指定した Web ページが開きます。

○ ショートカット

 メニューにあるショートカット以外に下記に示す隠れたショートカットキーがあります。

段組右移動 ?? command + option + 右矢印キー
段組左移動 ?? command + option + 左矢印キー

 この機能はメモの体裁を整えるにとても便利な機能です。

○ 目次シート

 command + i で目次シートが開きます。シートの右上にある「■□◆◇●○◎▲△▼▽※」の文字が行の先頭にあれば自動的に章として認識し目次を作成します。ただしシートを開きながら編集してもシートに反映されません。適宜 [MakeIndex] ボタンを実行して下さい(これは改良の余地あり)。

 この目次シートは CalendarMemo と同様に drag & drop で項目を上下に移動できます。この移動は本文に反映します。この機能を使うと簡易アウトラインプロセッサ的な使い方ができます。


目次シートを表示した時の様子

○ コンテキストメニュー

 マウス右ボタン、もしくは control キーを押しながらマウスボタンをクリックするとコンテキストメニューが表示されます。

[インターネット検索]

選択された文字列でインターネット(google)検索します。

[インターネット検索(Word)]

選択された文字列から平仮名をとりさって検索します。

[画像サイズを変更]

 選択した画像を拡大縮小します。テキストエディットでは貼付けた画像は TIFF で保存されます(大きなバイト数)。本機能で画像サイズを変更すると JPEG ファイルで保存するのでファイルサイズが小さくなります。

[目次シートを開く]

目次シートを開きます。

[リンク文字列挿入]

 ver 0.9.8e から CalendarMemo で使っていたドキュメント・リンク機能を追加しています。本当ならブラウザから直接 drag & drop でリンク文字列をメモに挿入したかったのですが、その方法がわからずとりあえずコンテキストメニューの [LinkDocument] からリンク文字列を挿入するようにしました。リンクできるのは同じフォルダに保存されているファイルだけです。リンクへのジャンプは CalendarMemo と同じように [???] の中をダブルクリックするとジャンプします。

○ SplitView

 ファイルブラウザ部とエディタ部がスプリットビューで分割しています。必要に応じて上下して下さい。

 ウインドウ左下にある□ボタンをクリックするとファイルブラウザが消えエディタ領域が拡大します。


フルエディタにするとこんな感じになります。

 フルエディタにするとブラウザからファイル選択できません。でも最近編集したメモはプルダウンメニューから選択できるのである程度は使えると思います。

○ 最近編集したメモ

 最近編集したメモを登録しています。メモタイトル(ファイル名)の右端をクリックするとプルダウンで項目を表示し選択すると開きます。

 選択できるメモは最新の30件です。最新の20件はプルダウンしますがそれ以上になるとスクロールを利用します。

○ 文字列検索・置換

 下図のような文字列の検索および置換ウインドウがあります。


検索ウインドウ

 この検索ウインドウには文字列の検索・置換の他にインターネット検索とファイル名検索機能があります。ファイル名検索を実行すると検索ウインドウにヒット項目がリストアップします。CalendarMemo ではメモファイルが diary フォルダに保存されているので検索は簡単ですが MemoFinder は検索対象のフォルダが特定できません。そこで一度でもメモを開いたら、そのフォルダが自動的に検索対象になるようにしました。

○ 辞書検索

 「通信用語の基礎知識」辞書を検索する機能があります。メニューバーの編集から「辞書検索ウインドウを開く」を選択すると下記のような辞書検索ウインドウが開きます。

 この機能を利用するには http://www.wdic.org/ で公開しているフリーの辞書が必要です。http://www.wdic.org/download.html からダウンロードして下さい。色々な辞書が公開されているので必要な辞書をダウンロードし適当なフォルダに保存して下さい。

 はじめて起動したとき MemoFinder は辞書の所在が判りません。そこで最初に一回だけメニューバーの設定から「辞書フォルダの指定」を実行し辞書が保存されているフォルダを設定して下さい。

※ 素晴らしい辞書を無料で公開している「通信用語の基礎知識」プロジェクトチームの方々にこの場を借りてお礼申し上げます。本当に素晴らしい辞書です。

○ MeDoc 変換

 書いたメモを PalmPDA で利用できるよう MeDoc 変換ができます。メニューバーの File から ConvertToMeDoc を選択して下さい。保存先は HotSysnc フォルダのインストールフォルダです。最初に一回だけインストールフォルダを指定するようにして下さい。メニューバーの設定から[PalmPDA インストールフォルダの指定]を選択して下さい。次回からは直接インストールフォルダに保存します。MeDoc 変換したメモは次回の HotSync で PalmPDA に転送されます。

○ 編集・未編集
   

左は未編集の状態、右は編集済で保存対象になっている状態

 ウインドウ中央にあるメモタイトル(ファイル名)の左にあるボタンは編集・未編集を示しています。チェックされていると編集済で保存対象となります。このボタンをクリックしチェックを外すと編集済であっても強制的に未編集にします。逆にボタンをクリックしチェックすると未編集であっても強制的に保存対象にします。

○ 印刷

 MemoFinder には印刷機能はありません。メモの印刷には MacOS X 標準のテキストエディットを使って下さい。ファイルブラウザから印字したいメモファイルをダブルクリックします。すると自動的にテキストエディットでメモが開きます。ここで印刷ができます。

● メモファイルに関して

 ファイルは MO や CD-R に保存しておけば10年程度は残ります。でも10年後にそのファイルを作ったアプリケーションが利用できる形で残っているでしょうか。アプリケーションを提供している会社が無くなっていたら新しいシステムに対応したものはありません。もし残っているとしてもバージョンアップという軛でそのコストは相当なものだと思います。メモは貴方の財産です。アプリケーションの軛を離れたメモが書ける環境を作った方が良いと思います。

 MemoFinder で作成するメモは MacOS X 標準のテキストエディット書類(添付書類付きRTFファイル)です。だから書いたメモは MemoFinder を使わなくても開く事ができます。もし私が MemoFinder の開発を止めたとしても書いたメモは別のアプリケーションで利用する事ができます。

※ 高機能のアプリケーションになるとデータは専用のフォーマットで保存します。機能だけに踊らされないで長く使う事を考え選ぶようにすると失敗は最小限で済むと思います。

※ 長く使うのならファイル管理も考えた方が良いと思います。MemoFinder はファイルブラウザ付きのエディタなので使いやすいと思うかもしれません。でも実際に使ってみると20〜30程度のメモを管理するのがせいぜいです(クラッシュする訳ではありません)。だから一ヶ月程度で不満になり飽きてくるのではないかと思います。大量のメモを書く方なら MemoFinder ではなく CalendarMemo の方が良いと思います。これも Free で公開しています。私は mc (matrix calculator) の時代からのメモがあるので7年分二万件弱のメモファイルが残っています。CalendarMemo ならこの程度の量でも十分管理することができます(検索は数秒なので)。

● その他

 本ソフトは CalendarMemo ver 1.2.2 の MemoFinderSheet の機能を分離し単体のアプリとして使える様にしたものです。マルチウインドウのアプリケーションである点を除けば CalendarMemo の MemoFinderSheet とほぼ同じ機能です。CalendarMemo のような日記メモ管理機能や計算機能を使わない方の為に開発しています(これは嘘:気まぐれで作ったもの)。

● 改良点

 1)ウインドウタイトルをドキュメント変更時に更新するよう改良した。
 2)アイコンを設定した。
 3)新しいウインドウが重なってしまう問題を解決した。
 4)段組み移動が出来る様になった。
 5)タイムスタンプを挿入できるようにした。
 6)コンテキストメニューから画像の拡大縮小が可能となった。
 7)コンテキストメニューからインターネット検索が可能になった。
 8)durtyButton で編集・未編集の切り替える事が出来るようになった。
 9)検索機能の追加。
10)開いているドキュメントの文字数を表示するよう改良した。
11)レイアウトを若干変更し CalendarMemo に合わせてみた。
12)ブラウザとエディタをスプリットビューで分離できるようにした。
13)自動目次作成機能を追加した。
14)template.rtf の問題を解決した。
15)delete キーでファイル・フォルダの削除の機能を追加した。
16)文字整形の機能を追加した
17)目次シートを閉じる時に後を濁さず閉じるよう改良した
18)新しいドキュメントを開く時にはエディタ部をクリア。
19)エディタ領域をボタンで拡大できるよう改良した。
20)別のファイルやフォルダを開いたとき目次シートを閉じるよう改良した。
21)最近編集したドキュメントをメニューに追加。
22)各ウインドウのブラウザを一斉に更新する Notification を発行。
23)履歴移動するだけで最近編集したメモに登録されるバグを改修。
24)新しいウインドウはフォルダを開くよう改良した。
25)splitView の分割バーをゼロにすることは簡単にはできないようだ。
26)ファイルを削除したとき最近編集したメモを更新するようにした。
27)新しいウインドウは親と同じサイズになるよう改良した。
28)ショートカットキーの0⇔9が CalendarMemo と異なる点を改良。
29)画像をクリップボードにコピーする機能を追加。
30)Notification 時のクラッシュの原因となりそうなプログラムを改良。
31)保存時にファイル名をシステムの保存名に変更する事にした。
32)同じファイルを開かないよう改良した。
33)新しいウインドウを開く時並べて開くよう改良した。
34)開いているウインドウを windows から取得するよう改良した。
35)プルダウンメニューに最近編集したメモ項目を表示するようにした。
36)キー入力してから5分後に自動保存する機能を追加した。
38)自動保存で同名ファイルアラートが表示、これを解決。
39)ドキュメントを MeDoc 変換し HotSync フォルダに保存。
40)最近の編集プルダウン表示項目数を20以下の場合には項目数に一致。
41)ドキュメント・リンク機能を加えた。
42)URL リンク機能を加えた。
43)保存時には履歴先頭に移動。
44)履歴にジャンプ位置を加えた。
45)リンク文字列は選択領域の先頭に挿入するよう改良した。
46)クラッシュの原因は Notification の解放(removeObserver)が原因。
47)option+linkDoubleClick で新しいウインドウを右に表示
48)メモ以外もリンク可能にした。
49)保存時にウインドウタイトル変更が行われないバグを改修
50)10ポイントの標準文章整形機能を加えた(?+6)
51)検索ウインドウがモニターを外れないよう改良した。
52)文字列が非選択のとき検索ウインドウの検索文字列は不変。
53)ローカライズした。
54)書式メニューを編集メニューのサブメニューに移動した。
55)設定メニューに PalmPDA インストールフォルダの指定項目を追加
56)「通信用語の基礎知識」辞書検索機能を追加
57)ファイル名検索機能を追加。
58)失敗、起動時にクラッシュ。辞書フォルダ設定で問題あり。これを改良。
59)検索ウインドウに最近編集したメモの項目を表示するよう改良。
60)最近編集したメモの最大項目数を500件とした(あまり意味はないが)。
61)[[NSApplication sharedApplication] mainWindow]を使わない。
62)重大なバグ発見。これを改修した。
63)ジャンプボタンの内容を設定できるよう改良した。

● 雑文
○ 気になる事
[2003/04/19 21:27:11]

 CalendarMemo って使いににくいアプリなのか? メモを時系列で保存するのがどうも気になるようだ。ファインダに慣れているとカレンダーによるメモの管理にはいらつく(これは認める)。でもメモの数が多くなるとファインダの方がいらつくと思う。

 私も心配になってファインダタイプのメモ管理アプリ(MemoFinder)を作ってみた。最初は使いやすいのだがメモの数が多くなるとやはりついてくる。メモは時系列で管理した方が便利と思う。

○ CalendarMemo に関して
[2003/04/16 23:36:20]

 今から一年程前、「何で Finder にエディタ機能が無いの?」という素朴な疑問からから始まりました。このアイデアを元に開発したのが CalendarMemo です。

 当初は今の MemoFinder のようなファイルブラウザにエディタが付いたアプリを開発しようと思っていました。でもファイル管理をユーザに任させるアプリケーションでは実際の使用に耐えないだろうと思いました。実際問題として数万のファイルをブラウザから探して編集するのは不可能です(何所に何を保存しているのが判らない!)。

 この問題を回避するにはファイル管理をアプリケーション側で行うようにしなくてはならないと思いました。そんな訳でメモは年月日階層のフォルダに保存しカレンダーで管理する現在の形になりました(時系列管理)。これが CalendarMemo です。

● 備考

 最後に MemoFinder は FreeWare です。元々が遊び用に開発したものなので冗談アプリです。冗談で作った無責任アプリなので使用は自己責任でお願いします。できれば CalendarMemo の方を使って欲しいと思っています( Free なので気軽に使って下さい:でも無責任モード)。

Web : http://mcalc.zapto.org/index.html
Mail : nishi@akita-noken.go.jp